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ルノーカングーというクルマについて書きます(長編)

当サイトは何となくおわかりでしょうが、ルノー カングーのファンサイトです。(笑)
ボクがカングーに乗り始めたのが2012年5月。
そのずいぶん前からカングーには興味津々だったのですが、クルマの免許を取って以来ずっと乗り続けてきたVWとアウディの営業さんともちろんディーラーさんから離れることの不安と、VWに乗ってていうのもなんですけどルノーって故障しやすいんじゃないの?という先入観から、なかなか踏み切れずにいたのです。
でも、結論から言うとそうしたことはすべて払拭できるほど魅力的なクルマであり、次もおそらくカングー買っちゃうよねと思います。この記事では、ボクなりにまとめたカングーの素性と魅力をツラツラ書いてみたいと思います。

●カングーってどんなクルマ?
WiKipediaからの引用もバリバリ含んでいますが、カングーを紹介しようと思います。
祖先はルノーの名車「シュペール5」というクルマに行き着きます。
そのボディを真ん中でぶったぎって後ろ半分に箱を取り付けたような車「ルノーエクスプレス」というクルマを完成させたのです。このボディ形状のクルマをフルゴネットと言い、日本では過去に日産のADバンや三菱の軽自動車ミニカトッポのようなクルマでお馴染みでしたね。
ま、そんな祖先が居たのですが、その後居住スペースの快適化や見た目、乗用も兼ねたボディを追求して1997年に「ルノー カングー」が誕生したわけです。

●現行モデルは?
現行のカングーは第2世代になります。先にお話した1997年登場ののち2007年、およそ10年振りに本国でフルモデルチェンジされました。今現在(2018年1月)第2世代も10年が経過した、いまどき珍しい長寿モデルとなっています。
ただ、ご存知の方も多いでしょうが、現行のカングーにも改良が加わってきています。
もともと室内カラーは明るいグレー色だったカングーですが、2011年モデルからはダークグレーに変更されました。
また、2013年にはフロント周りの意匠を変更してグレード名「ZEN(ゼン)」と「ACTIF(アクティフ)」の2種類構成となりました。
で、ここからが真の(?)現行モデルになります、2014年に1.2Lターボを搭載したモデルが新登場。しばらくは1.6Lと併売されましたが、在庫終了分からカタログ落ちすることとなりました。なお、駆動方式はFFとなります。4WDは存在しません。
つまり、カングーの第2世代は2007年以降10年近くが経過しているが、今風(?)のモデルは2014年からであり、まだ3年ちょっとしか経っていないのです。なんとも不思議なクルマですね。買い時がわかりづらいですよね。

●サイズは?
全長は4280mm。
全幅は1830mm。
全高は1810mm。
後ろから見ると、ほぼ真四角ですね^^
ちなみに乗ってみるとわかりますが、幅はかなり感じますが不思議と乗りにくいわけではなく、開放感のあるフロントガラスとも相まって、むしろ快適にドライブが可能です。最小回転半径は5.1m。これも想像以上にハンドルが切れて、意外と小道も走れたりします。

●走った感じは?遅い?速い?
まず、カングーを評価するときに速度で語ってはいけない気がしています。
そもそも商用車の派生モデル的なクルマなわけです、カングーは。
例えていうなら、トヨタハイエースって最高速度どれくらい?という情報を捜し求めているのと同じです。
カングーは貨物を積んでも十分に走ることができる能力を持っています、という言い方にしておきましょう。
ボクのカングーは第1世代(フェーズ1)でエンジンは1.6L、5速MTなんですけど、個人的には登坂路で若干のパワー不足を感じる(ことがある)くらいで、あまり気になりません。鈍感と言われればそれまでですが。。。
ただ、現行(フェーズ2)の1.2Lターボはとくに低速域からトルクでモリモリ走れるらしいです。
もしかしたらカングーが乗用車に変わった瞬間なのかもしれません。

●お気に入りなところは?
いや、ふざけているようですけども。。。。全部です(笑)
無論、ルックスはかなり好みです。個人的にはフェーズ1に、もはやこだわって乗っていくつもりです。
ルックスの中でもフロントマスクは古き佳き時代のルノーを感じさせてくれるような気がするんです。
リアのダブルバックドアも大好き!国産の某H社のSワゴンはなぜか酷評されてますが、このダブルバックドアこそカングーのアイデンティティそのものじゃないかと思います。
あと、多彩なカラーバリエーション!
年に1度、山中湖半で開催される「カングージャンボリー」や、手前味噌ですが^^;、九州は熊本県阿蘇で毎年11月に開催する「カングーde阿蘇ぼう!」などをご覧いただくとわかるように、それはもう覚えきれないほどの色のカングーが並びます。最近は変わったそうですが、以前フェーズ1時代は1度のオーダーで30台以上がまとまれば、ルノー工場にある数百種類の色の中からすきなものを塗装できる仕組みがあったらしく、ルノージャポンはこの制度を利用して限定車をたくさん出していたようです。その名は「クルール」。僕のカングーもクルールです。真っ黒バンパーがその証とでもいえるでしょう。

●改良してほしいところは?
どの辺の立ち位置でモノを言うのかによります。
国産から乗り換えた直後の方にはおそらく信じられないようなことがたくさんあると思うのです。
例えば、納車後すぐのドライブでチェックランプ点灯とか、ドアのゴムが剥がれたとか、しっかり定期点検しているのにエンジンが焼きついたとか。。。数えればキリがないですが、事実、こうしたことはカングーに乗る上で経験する可能性があります。
でも、昨今はそれでもずいぶんと改良されてきており、参考までに言いますとボクは6年間で1度だけエンジンがかからないというトラブル(後にリコール事案となったため故障とは言わない?)があったのみ。すごい進歩です^^
で、話を戻して改良してほしいところ。
実はカングー本体ではなく、アフターパーツのことです。
純正部品を注文すると本国取り寄せということがかなり多いです。
オプションパーツとかなら思いを馳せつつ待てるのですが、そうじゃない場合は少しでも早く乗れるようにしたいじゃないですか。それが意外と無かったりするんです、日本に。しかも非常に高い!ここはどうしても改良してもらいたいところです。

●維持費は?
燃費は1.6LMT車で、市街地7~8Km/L、郊外9~10Km/L、高速10~13km/Lと言ったところでしょうか?1.2Lターボはそれぞれ15%くらいこれより改善されているようですね。
車検はディーラーで14~16万円程度です。でも、だいたいはこの金額にバッテリーやワイパー、ブレーキなどが加わってくるのです。じわじわ来るこの感じがすごくイヤなのですが、総額で20万円程度はいっちゃうかもしれません。
あと、1.6L車であればタイミングベルトが結構早い頻度での交換を求められます。走行6万キロがメーカー指定なのです。この交換がまた馬鹿高く、14~5万円もかかってしまうことが。これは積み立てしておかないと破産しちゃいますね^^;
あ、1.2L車はタイミングチェーンですので交換不要です。よかったですね^^

●お主のカングー利用はどんな感じ?
ボクのカングーはもっぱらレジャー用途です。
キャンプにドライブ、、、そんなところです。
ただ、ドライブはもしかしたらちょっと特殊かもしれません。
ボクの趣味が「超長距離ドライブ」だからです。
福岡に住んでいますが、遠く新潟や千葉、茨城から西はすべてドライブに行ったところです。
1回のドライブで3000キロくらい走ることもざらです。
もちろん相棒はカングー。
高速でも下道でもへこたれません。
道中の休憩や宿泊もすべて車内(車中泊)ですよ。助手席とリアシートを倒せば、最長2.5m、幅1.2mの居室を作り出すことができます。厚手のマットを敷いたり、手製のベッドで完全フラット化を実現させたりと、カングーは何色にも染まります。
すごく楽しくて充実した生活を行うことができます。

●最後に。
これまでに27年間で9台の輸入車を乗り継いできました。平均見るとわかりますがおよそ3年での乗り換え、車検は1度も受けたことがありませんでした。でも、このカングーに乗って6年。いかに気に入っているかがお分かりいただけると思います。
どんな評判も評価も参考にしかなりません。ここでの情報だってそうです。実際に試乗してもおそらくわからない何かがカングーにはあります。
一生のうちのとりあえず3年間、カングーに乗ってみませんか?

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